ThnkPadのHDD換装&Disk to Disk領域のコピーに挑戦


ThnkPadのHDD換装&Disk to Disk領域のコピーに挑戦。
多少のDOSの知識が必要です。

    ・換装する内蔵HDDとUSB接続できるキット
    ・現在DtoD構成の機種(ThinkPad R50p)
    ・3.5インチFDドライブ(USB接続でも可能)
    ・MS-DOS起動ディスク


 1. 最初にThinkPad R50pをHDDから起動してXPを起動する。

 2. Acronis Disk Director Suite で C:ドライブを分割する。

    57GB を 52GB + 5GB に分割して E:ドライブを必ず FAT32 でフォーマットする。
    (操作は 57GBをサイズ変更で空きの 5GB を作成して 5GB を E: に割り当てる。)

    分割した E: は Recoveryファイル(HPA)のコピーする一時的な区画です。

    分割後のドライブ構成は

     C: ドライブ (NTFS 52MB)
     D: CDドライブ
     E: ドライブ (FAT32 5GB) HPAコピー用ドライブ


 3. XPを再起動する。

 4. E: ドライブが FAT32 で作成されていることを確認する。

    確認は

     ・マイコンピュータを右クリックして管理をクリックする。
     ・ディスク管理をクリックすることで確認できます。

 5. XPのFDフォーマットで MS-DOS起動ディスク を作成します。

    ・FDドライブにフロッピーを入れる。
    ・マイコンピュータで 3.5インチFD(A:) を右クリックする。
    ・フォーマット(A:)クリックする。
    ・□ MS-DOSの起動ディスクを作成する(M) にチェックを入れる。
    ・開始 をクリックする。
    ・完了したら 閉じる をクリックする。
    ・フロッピーをFDドライブから取り出す。(忘れないように!!)

 6. XPを再起動する。

 7. リカバリ画面(起動時にAccess IBMボタン押しながら立ち上げ、)を
    起動します。 Access IBM Predesktop Areaとは

    ・電源投入または 再起動すると

      To interrupt normal startup press the blue Accese IBM button
 
      のメッセージが表示されますので

    ・Access IBM ボタンを押すと、Access IBM Predesktop Areaプログラム
      に入ります。(リカバリ画面)
    ・Recoveryのシステムに入って、「Recover to Factory」を選びます。
      ( Recover to Factory をトラックポイントでダブルクリックする。)


 8. IBM Product Recoveryプログラムが起動し、メインメニューが現れます。

    ・「工場出荷時コンテンツうんぬん・・・」
    ・このメニュー画面で F3キー の選択はありませんが、F3キーを押すと
    ・DOS Promptの画面になる。

    ・D:\RECOVERY> と表示される。
    ・キーボードで A: 打って Enterキーを押す。
    ・A:\> と表示される。(Virtual FDドライブに移ります。)
    ・キーボードで cd recovery 打って Enterキーを押す。
    ・A:\RECOVERY> と表示される。

    このときのドライブ構成

      A: Virtual FD
      B: 3.5インチFDドライブ
      C: FAT32(5GB) HPAコピー用ドライブ(XPでは E:ドライブ)
      D: RAMドライブ


 9. Floppy driveに 起動Disk を入れる。( 5. で作成したフロッピー)

    ・キーボードで copy fwbackup.exe b: と打って Enterキーを押す。
    ・キーボードで copy fwrestor.exe b: と打って Enterキーを押す。
    ・起動Diskにコピーされていることを確認する。
    ・キーボードで dir b:/w と打って Enterキーを押す。
    ・一覧が表示されるので fwbackup.exefwrestor.exe を確認する。

10. HPAを C:ドライブにコピーします。

    ・キーボードで dir c: と打って Enterキー を押す。

    ・C:ドライブにアクセスできることを確認する。
      (XPで確認した E:ドライブが C:ドライブとなる。)

    ・キーボードで fwbackup size=620 file=c:\imgset と打って Enterキー
      を押す。(ファイル名は 必ず imgset にしてください。)
      size=620 で 650MB位のファイルに分割されます。

    ・C:ドライブに C:\IMGSET.001…IMGSET.006 が始まり作成されます。
      ( 1時間位かかります。また機種によって異なります。)

    ・作成が完了すると A:\RECOVERY> と表示されます。

    ここで注意しなければならないことは、
    Recoveryシステムの中ではドライブの割り当てが変わります。
    XPで作成した E:ドライブ(FAT32) が C:ドライブでになります。

    リカバリ画面を起動した時のドライブ構成は

    A: ドライブ : Virtual FDドライブ
    B: ドライブ : フロッピードライブ
    C: ドライブ : FAT32でフォーマットした XP で確認した D:になります。
    D: リカバリ画面起動時に作成された RAMドライブ です。

    確認のためにはDIRコマンド等で調べる必要があります。
    例えば dir a: または dir c:


11. XPを再起動します。 XPが起動したら下記の操作をする。

    ・E:ドライブに 9. で作成した HPAのイメージファイルがあることを確認
      する。
    ・USB接続の換装用HDDを接続する。
    ・USB接続のHDDをXPのディスク管理で基本区画(最低4GB以上)を作成する。
      このとき全領域ではなくHDD末尾を5GB未割り当てにする。(空ける。)
    ・F:ドライブに割り当てて FAT32(4GB以上) でフォーマットする。
    ・念のためXPを再起動する。
    ・E:ドライブ の イメージファイルをすべて F:ドライブ にコピーする。
      ( F:ドライブは USB接続された換装HDDです。)

12. XPの終了オプションで 電源を切る を選択して終了する。

13. ACアダプター(電源) を必ず外す。

14. ThnkPad R50p の内蔵HDDを外して 11. で作成したHDDに換装します。
    ( USB接続で作成した換装用HDDを取り付ける。)

15. FDDの起動ディスク( 9.で作成したフロッピー)で起動する。

    ・FDドライブに 9. で作成したフロッピーを挿入する。
    ・ThinkPadの電源を投入する。
    ・FDドライブからの起動が始まります。
    ・しばらくすると A:\> と表示される。
    ・キーボードで dir c: と打って Enterキー を押す。
    ・すると IMGSET.001 から IMGSET.006 があることを確認する。
    ・キーボードで fwrestore file=c:\imgset と打って Enterキーを押す。
    ・C:ドライブのイメージファイル(IMGSET.001…IMGSET.006)が書き戻し
      が始まります。
      エラーが出るケースはHDD末尾の空きが少ないケースです。
      換装したHDDの末尾に書き戻されます。 1時間くらいかかります。


16. 再起動(CTRL+ALT+DELキーで)

17. リカバリ画面(起動時にAccess IBMボタン押しながら立ち上げ、)を
    起動します。

     このメニュー が起動されないと 換装失敗 です。
    このメニュー表示されたら 換装 できています。

18. Recoveryのシステムに入って、「Recover to Factory」を選びます。
    ( Recover to Factory をトラックポインタでダブルクリックする。)

19. 工場出荷状態にする。( Disk to Diskリカバリ)

20. 後はリカバリー指示に従ってください。


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