[ WinMEでのEMS確保 ]
 
  
DOS版JW_CADで"データ容量が大きすぎます"とでた場合は EMSメモリーの確保とコンベ
ンショナルメモリーを増加する必要があります.
ここでは EMSメモリ確保について記載します.
USB接続のフロッピー, SCSIカード, ビデオキャピチャ-, 内蔵LANのWake-Up機能がサポートされている
機種ではUMBを使用している機種が多いです.
この UMB をUSB BIOS が使用されるため EMSメモリ を確保する事ができない機種が殆どです.
WinME, Win2000では UMB の空きが連続 64KB ないと確保する事ができません.
EMSページフレームは この USB を使用してページ制御をしています.
EMSのページフレームアドレスとして D000-DFFF または E000-EFFF 等が使用されれます.
これ以外の指定もありますが WinME ではなぜか 不可能なケース が多いです.
このリソース情報はメーカに問い合わせるのが一番です.
本来は指定しなくても自動で認識するハズなのですが ??
これは BIOS の作成方法に違いがあるようです.
このため BIOS をアップすることで自動認識されるケースもあります.
Win95/98/98SEでは CONFIG.SYS でコントロールできるため確保できるケースが多いです.
@ [386Enh]セクションにビデオチップが使用しているリソースを EMMExclude=C000-CBFF 
   を追加する. ある場合はそのままにする.
   このリソースは デバイスマネージャでディスプレイアダプタの + をクリックして
   ビデオチップ名をクリックしてプロパティでリソースタグをクリックして調べる.
   
ディスプレイアダプタ
  Trident CyberBlade i7 AGP(93)
    メモリの範囲 000A0000−000AFFFF
  メモリの範囲 000B0000−000BFFFF
  I/Oの範囲   03B0-03BB
  I/Oの範囲   03C0-03DF
  割り込み要求   11
  メモリの範囲  F5000000-F57FFFFF
  メモリの範囲  F4300000-F431FFFF
  メモリの範囲  F4800000-F4FFFFFF
  メモリの範囲  000C0000-000CEFFF  <-- ここの数値がビデオリソース
  メモリの範囲  F4320000-F432FFFF
先頭の ゼロ3桁 と 最後の F の1桁をはずした数値を定義して下さい.
A ページフレームアドレスの定義
D000-DFFF でうまくいかなかった場合は
D000-DFFF の定義が2カ所ありますが ここを E000-EFFF に変更してみて下さい.
( 2カ所とは EMMPageFrame 
と EMMInclude の2カ所です. )
変更後必ず Windows を再起動して下さい.
   [定義できるパターン]
   EMMPageFrame=C800-D7FF
   EMMPageFrame=CC00-DBFF
   EMMPageFrame=D000-DFFF  一般的な定義@
   EMMPageFrame=D400-DFFF
   EMMPageFrame=D400-E3FF
   EMMPageFrame=D800-E7FF
   EMMPageFrame=DC00-EBFF
   EMMPageFrame=E000-EFFF  一般的な定義A
一般的には 一般的な定義@ または 一般的な定義A ですね.
>[386Enh]
>ebios=*ebios
>woadbcsfont=app932.fon
>device=vime.vxd
>mouse=*vmouse, msmouse.vxd
>device=*dynapage
>device=*vcd
>device=*vpd
>device=*int13
>woafont=dosapp.fon
>device=*enable
>display=*vdd,*vflatd
>device=nbsm.vxd
EMMExclude=C000-CEFF   <-- ビデオリソースに合わせて下さい.
EMMPageFrame=D000-DFFF   <-- ここは 追加して下さい.
>[drivers32]
>msacm.lhacm=lhacm.acm
>VIDC.VDOM=vdowave.drv
>msacm.msaudio1=msaud32.acm
>msacm.sl_anet=sl_anet.acm
>MSACM.imaadpcm=imaadp32.acm
>MSACM.msadpcm=msadp32.acm
>MSACM.msgsm610=msgsm32.acm
>MSACM.msg711=msg711.acm
>MSACM.trspch=tssoft32.acm
>vidc.CVID=iccvid.dll
>VIDC.IV31=ir32_32.dll
>VIDC.IV32=ir32_32.dll
>vidc.MSVC=msvidc32.dll
>VIDC.MRLE=msrle32.dll
>msacm.msg723=msg723.acm
>vidc.M263=msh263.drv
>vidc.M261=msh261.drv
>VIDC.YVU9=ATIYVU9.DLL
>VIDC.IV50=ir50_32.dll
>msacm.iac2=C:\WINDOWS\SYSTEM\IAC25_32.AX
>msacm.l3acm=C:\WINDOWS\SYSTEM\L3CODECA.ACM
>msacm.msadpcm1=msadp32.acm
EMMInclude=D000-DFFF   <-- ここは 追加しましたか
B EMMInclude定義は EMMPageFrame で定義した
同じアドレスを定義してください.
 
 
  
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